FXSTC SOFTAIL CUSTOM[ソフテイル カスタム]

 2019-05-21 / 492 view

FXSTC SOFTAIL CUSTOMの車体

FXSTC、絶大な人気のメーカーカスタマイズ車

FXSTC[ソフテイルカスタム]は1986年にデビューした、チョッパースタイルを身にまとったハーレーだ。この車種は、1984年登場のFXST[ソフテイル]をベースとするカスタマイズバージョンで、シーシーバー(シッシーバー)付きのダブルシート、リアのディッシュホイール、エイプハンガースタイルのハンドルバーの換装といったカスタマイズが施されている。メーカー謹製の端正なカスタマイズド・ハーレーとして、そのまま乗るも良し、あるいは、さらなるカスタマイズに向けたベース車両とするのも良しという、非常に扱いやすい車種として、絶大な人気を誇る。

FXSTCのパワーユニットには、これまでのハーレーのエンジンを大幅に改良したエボリューション(EVO)と呼ばれる1340ccエンジンを搭載。EVOは従来の鋳鉄製よりも熱膨張の少ないアルミ製で、設計工程にコンピューターを採用し工作精度を向上させたことにより、耐久性や信頼性が格段に向上したのが特徴だ。このEVO搭載のFXSTCは、1998年まで生産されていた。

 
FXSTCの特徴は、エンジン以外にもある。特に、リアサスペンションは、通常のハーレーのような、リアホイール左右にコイルスプリングやショックアブソーバーが露出しているタイプではなく、フレームの下部に囲まれるように設置されている。そのため、車体下部からのぞき込まない限り、リアサスペンションそのものが見えないようになっており、まるでリジッドフレーム搭載車かと思えてしまうスタイリッシュな外観に。
FXSTC SOFTAIL CUSTOMのLinber

革新と改善で根強い支持

ソフテイルという名称は、ソフト・テイル(柔らかい後部)が由来ですが、これはリジッドフレームを彷彿とさせるデザインなのに、ソフトな乗り心地を実現していることから命名された。一方、緩衝材を挟まずにエンジンを直接フレームに固定するリジッドマウントを採用しており、見た目の美しさとともに、アクセルレスポンスの向上や、エンジンからダイレクトに伝わる官能的な脈動感をも体感することができる。また、フォワードコントロールと呼ばれる、両足を前方に大胆に放り出す位置にステップやレバーを構える独特の運転操作スタイルや、ワイヤースポークタイプのフロントホイール&スリムなタイヤ、そして、いかにも軽快な印象の前輪とは対照的な、200mm幅の極めて重厚な後輪なども大きな特徴だろう。

 

これまでEVOを搭載し根強い支持を集めてきたFXSTCは1999年、米国内における最高速度の規制緩和に対応するべく、ツインカム88B(TC88B)と呼ばれる1450ccの高性能エンジンにバトンタッチした。TC88Bは、従来の1カム(1本のカムシャフトで4つのカム&バルブを駆動する方式)を2カム(カムシャフトを2本にし、それぞれが2つずつのカム&バルブを駆動する方式)に変更したもので、バルブ開閉タイミングの最適化を図りやすくなったことから、より一層の性能向上を実現。加えて、エンジン内部にバランサー(TC88BのBはバランサーのB)を内蔵することで、振動を効果的に打ち消している。一方で、TC88Bに世代交代したにもかかわらず、FXSTCは2000年を最後にしばらくカタログ落ちとなってしまった。

サーモメーター

良質な個体との出会いを求めて

しかし、2007年に再登場し、その際にはパワーユニットとして1584ccのツインカム96B(TC96B)を換装。このエンジンは、従来のキャブレターをインジェクションに置き換えたほか、トランスミッションの6速化も図るなど、大胆な性能向上を図ったものである。加えて、フレームも改良を施しており、車体サイズも従来よりひと回り大きくなったのも特徴だ。このモデルは2010年まで販売されており、3タイプのエンジンを擁するFXSTCは、販売期間が長いことから、中古車の流通量は比較的豊富だ。

さらに、従来よりも信頼性の高いエンジンを搭載していることもあいまって、良質な個体と出会える可能性も高いため、多くの人にお勧めできる車種と言えるだろう
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