FXS1340 [ローライダー]
2024-11-20 / 912 view
FXS1340、ハーレーの源流
ハーレーダビッドソンの歴史は長く、およそ数十年前の車種というものがあるが、ハーレーダビッドソンのファンの中では未だにその古い車種に乗り続けている人も多い。そんなハーレーダビッドソンの古い車種の中でも人気なのがFXS1340 [ローライダー]だ。最近ハーレーダビッドソンにファンになったという人はあまり聞き馴染みのない言葉かもしれないが、FXS1340 ローライダーはどのようなバイクなのだろうか。
ハーレーダビッドソンのFXS1340 ローライダーは1978年から展開されてきたシリーズである。1200cc のエンジンが生産終了となった1980年。それまでにFXS1340 ローライダーは1200cc と1340cc の2種類のエンジンが販売されていた。このようなFXS1340 ローライダーは1983年にベルトドライブ機構というものを採用し今のFX SB ローライダーシリーズになった。ハーレーダビッドソンの中でも屈指の人気を誇るFXS1340 ローライダー。
発売から数十年経ってるのにもかかわらず、未だにこのバイクを求める人は多い。何故この車種を求める人は多いのか。それは、今のハーレーのデザイン意向の源流といわれるものを感じ取ることができるためである。燃料タンクに書かれたハーレーダビッドソンのロゴ、ツインシートとサイズ差のある前輪と後輪。そして全体的に低い車高という、このハーレーらしさというものはFXS1340 ローライダーから確立されたと言っても過言ではない。
むき出しになったエンジンは、今となっては古いエンジンだが、これらもデザインとして内包されており、往年のハーレーダビッドソンのファンからするとよだれが出るほどである。ハーレーダビッドソンの魅力が詰まった源流の車種となっているため、未だに人気は強いのだ。
古き良きハーレーを求めるなら
FXS1340 ローライダーは先ほどご紹介した通り、未だにとんでもない人気を博している。現在発売されている最新式の2016年モデルのハーレーは新品で180万円から200万円で買えるものが多く、このFXS1340 ローライダーに比べると乗り心地も取り回しも走行性能、またカスタム性メンテナンスのしやすさなどどれをとっても上回っているが、その最新の2016年式よりも値段が高いというのがこのFXS1340 ローライダーだ。具体的には、中古にもかかわらず200万円以上することはザラであり、高いものつまり、程度の良い物は250万円近くするものが多々見られる。
このFXS1340 ローライダーを中古で買う場合、メンテナンスというものが必須になることを覚悟しなければならない。実際に数十年前のバイクになるため、今では使われてない技術というものが多く、自分でいじるとなると大変な情報量と知識が必要になってくるため、専門家にお願いしなければならない事もしばしば。そのメンテナンスやカスタムにはお金がかかってしまうことは覚悟しなければならないだろう。また、今の技術とは程遠い当時の技術で作られているため、走行性能を求めてもやはり無理がある。乗り心地などはハーレーダビッドソンのファン以外からするとびっくりするような乗り心地ですが、このFXS1340 ローライダーでしか楽しめない当時の乗り心地というもの楽しみたくて、これを求める人があとを絶たない。
乗りこなしのハードル高し、心せよ
ハーレーダビッドソンが、今に至るまで人気を博してきたその一端を担ったのがこのFXS1340 ローライダーと言っても過言ではない。今に至るハーレーダビッドソンの魂というものの源流が感じ取れるのがFXS1340 ローライダーだ。往年のハーレーダビッドソンのファンであれば、喉から手が出るほど欲しいと言われるこの車種。いろいろと乗りこなすまでにハードルは高いが、チャレンジしてもいいのかもしれない。