XL1200CA SPORTSTER LIMITED [スポーツスターリミテッド]
2024-12-05 / 634 view
出典:http://motorcycles-for-sale.biz/sale.php?id=44739
XL1200CA、アウトローの代名詞
XL1200CA SPORTSTER LIMITEDはハーレーがカスタムオーダープログラム「H-D1 FACTORY CUSTOMAIZATION」として生んだ XL1200C をベースとする日本のオリジナルカスタムモデルとなるバイクである。
またXL1200CAはプロペラのような5スポークホイールや、カラーリングからもストリートドラッガー仕様のバイクであることがわかる。配色もかつてレースシーンを沸かせていた時代のものを再現した。
極太のタイヤやキャストホイールがこの車体の高速域での安定性を保つ役割を果たしている。さらにシートのリアエンドに、SINCE1957という刻印があり、これはスポーツスターの初代が登場した年号だ。エンジンについても黒を基調としており、外見もかなりアウトローになっている。
つまりスタイリッシュ具合においてはめちゃくちゃ優れている一台といえるだろう。
日本人のためのライディングポジション
乗った感想はどうだろう?ライディングポジションは日本オリジナルということもあり、日本人がのってちょうど収まるように設計がされている。しかし小柄な人だと特徴的なドラッグバーハンドルが、逆に遠いと感じるかもしれないが、足つきについては抜群だ。
まずは試乗するなどして足つきやハンドル周りが自分に合っているかどうかを確かめるのは必須である。実際に走らせてみると、アイドリングは安定しているし、スロットルレスポンス良好。
ただ日本仕様になったからといって大人しくなったわけではないので、ご安心いただきたい。エンジンをかけると、1200ccのエボリューションエンジンは身震いをしながらかかり、歯切れよくアイドリングを始めてくれる。
エンジン始動時の激しい音や、ラバーマウントエンジンやサイレンサーを震わせる様子をみると安心するだろう。周りが言うほど、国産すぎるものでは無いというのが世の中の意見だ。積極的にスロットルを回して攻める走りも可能にしたことを考えれば、ここはさすが国産!である。
ドラッグバーハンドルでは前傾ポジションもとれるので、走っていて気持ちが良い。ここはさすがドラッグテイストのモデルといえる。
躍動と軽快さを求めるなら
ツーリングタイプの大きいバイクだと街乗りには向かず扱いずらいと思われがちであるが、スポーツスターシリーズにはこのストレスがない。高速道路でも、前述の極太タイヤとキャストホイールで安定性が担保されているのでブレることなく安心して加速を楽しむことができる。
あえて注意してほしい点をあげるなら、バンク角があまりないというところだ。例えば山道や鋭角コーナーを攻めたライディングをしてしまうと事故に繋がる危険性もあるので、予め確認をしておきたい。ここはライダーのテクニックを磨いてほしい。
2013年型モデルの中に、前傾姿勢で乗れるハーレーを探しているならXL1200CAしかないだろう。鼓動感と加速性もあるのに、軽快さも兼ね備える。こんなわがままを聞いてくれるのはXL1200CA SPORTSTER LIMITEDしかないだろう。