XL1200L SPORTSTER LOW [スポーツスター ロー]
2024-12-02 / 1246 view
ストレスフリーXL1200L
オフロード、ネイキッド、ツアラー、レプリカ、国産アメリカン等々、様々な車種のバイクを乗り継いできたオーナーが口々に語るほど、このバイクが「一番ストレスを感じない」と評価が高い。燃費が大幅に向上したおかげでツーリング時の給油回数が少なくて済むだろう。
シートもリヤショックもハードな仕上がりだが、数百キロを超えるロングツーリングで走っても不思議と腰もお尻も痛くならない。ミッドコントロールなので、道路が荒れているときは楽にスタンディングで対応出来る。
ノーマルマフラーのままでは50~60kの速度でバランス的にギクシャク感を感じるそうだが、北米12パンチアウトに変えることで、中低速も楽になりトルク感も十分楽しめるように改善可能。高速道路では大型メーターバイザーを付けてから楽に走ることもできる。
タイトなコーナーが続く道路でも車体の構造のわりには意外とヒラヒラ感があり積極的にライディングを楽にこなしてくれる様もポイントだ。ビッグツアラーと一緒に走っても十分着いていけるスピードとパワー感がある。飽きない、威張らない、疲れない
取り回しは、国産400ccクラスのアメリカン並で、165㎝でもエンジン停止時の移動は非常に楽であるという点など、要するにしっかりバイクライフを楽しみたいオーナーにとっては、最高級品のバイク、実用性の高いバイクという評価がなされているモデルなのである。
883と1200を乗り比べてみているとよりそのパワフルなトルク感を確認することができるはずだ。カラーリングにおいても、黒とメッキを基調としたシンプルで落ち着いた大人な雰囲気が漂っており、飽きが来ないスタイリング。
他にも特徴的な部分が多数ある。例えばバックするとき、脛にステップが当たるようわざと計算されたデザインだったり、威張らない感じのシンプルな構造スタイルになっている。回転を上げなくても十分良く強く走ることなど振動が少なくて一日乗っても手が痺れないので、女性ライダーにも丁度良いモデルかもしれない。
ブラックとポリッシュのホイールが映えるデザインでありながら、アルミ剥き出し部分が多く鏡面も演出できてビジュアルでも楽しむことができる。17Lタンク+20kmは伸びるので給油が少なくて済むということは経済的にも優しいバイクだといえよう。
光るのは、潔いチョッパー魂
また脚着きが良く、着き跨ったまま後退できるとの意見も。重心が低めで扱いやすいという点も踏まえて他の車種よりは地味なモデルと言われるので、人目をあまり引かないところが良いという方にもおすすめのハーレーだ。
これからバイクの購入を考えている方は憧れのハーレーダビッドソン スポーツスターを手に入れたという充実感を得られることだろう。クランクケース幅がほどよく身長170センチ未満の方でも両足踵で立てるため、位停止時に安心感を与えてくれる。
他にも鼓動感が楽しい、一般道でも走っていて嬉しくなるという声も。走りの面で言えば、加速感が独特なトルク感のため力強く歯切れが良い印象を受ける。またハンドリングが素直でくせがないため、タイトなコーナーリングも問題なくスムーズにきれるため、高速走行でも安定してライディングを楽しめるバイクである。
エンジンは3,000 回転から 3,500 回転までの強烈な振動を醸し出すため、ハーレーならではの鼓動感はさすがといったところか。高速道路ではあまりの振動で少々体力を削られてしまうこともあるだろうが、これくらいはご愛敬と思えなければハーレーのオーナーは務まらないだろう。
装備品も至ってシンプルで、「走るために必要な物しか付いてない」のはかえって潔く、チョッパー魂を後継しているモデルとも言えるかもしれない。