ダイナ FXWG ワイドグライド
2024-12-08 / 901 view
出典:http://www.virginharley.com/museum/mu-sh06/
ダイナワイドグライドシリーズは様々な商品展開を行っていますが、その先駆けともいえるのが、FXWG WIDE GLIDE[ワイドグライド]。この車は1980年代始めにハーレーダビッドソンから発売されたもの。名車の呼び声が高いことから、中古車でこのFX WG ワイドグライドを探してる人多いのだが、なかなか見当たらない。見つけたところで程度が悪かったり、もうすでに動かなかったりとジャンクに近いものばかりで、しっかりと走れるというタイプを見つけ出すのは非常に難しい。実際に走れるとなった場合、200万円から300万円を準備しなくてはいけないバイクだ。そのため、現在手に入れようとしたら非常に敷居が高い車種となっている。
FXWGワイドグライドは1980年に登場して、日本ではハーレーの人気を盤石のものとした1台の一つ。その人気になった要因が、今ではハーレーの象徴ともなったフレイムスタイルのタンクだ。ハーレーといえばこのフレイムデザインというが、中でもFXWGワイドグライドのフレイムスタイルがとてもかっこいい・このデザインが最高だという人も少なくない。
ワイドグライドなフォルムに、フロントのホイールは21インチ。フレイムスタイルが描かれたタンクには5ガロンの燃料を入れることが可能。まさしくチョッパーだと言えるフェンダーへと続くシルエットはFXWGワイドグライドの特徴のひとつと言われてい。このシルエットに惚れて、このFXWGワイドグライドを求める人は多いのではないだろうか。
このFX WG ワイドグライドは当時としては珍しい機能がある。実は消音性能を高めたサイレンサーが搭載されているのだ。なぜこのようなものが搭載されているのかというと、1980年代から騒音対策のために消音性能を高めたサイレンサーを搭載するように推奨されていたためである。また、トルクが低下するのを防ぐために前と後ろのエキパイをつなぐ同調管というものもFXWGワイドグライドから搭載されるようになった。この機能は当時のハーレーファンからすると、ハーレーの良さを消してしまうという理由からあまりウケはよくなかったようだ。
FX WG ワイドグライドのそのチョッパーのスタイルは未だに根強い人気を誇っており、先ほども紹介した通り、中古市場では非常に珍しい存在となっている。同じシリーズであるFXDWG ワイドグライドとはまた異なる昔ながらのハーレースタイルといえるこのFX WG ワイドグライド。これを手に入れるためには、2〜300万円ほど投資しなくてはならない。また20年位も前の車になるためあるため、メンテナンスにもお金と手間がものすごくかかってしまうという難点がある。
中古が市場に登場されたら即日に売れてしまうほど人気車種、それらを覚悟してでも手に入れたいと思ってる人は多いようだ。中古市場でFX WG ワイドグライドを見かけることがあって、そしてもし欲しいと思ってる場合は躊躇していては手に入ることはできない。価格が200万円から300万円の間であればすぐに手に入れるべきだろう。
FX WG ワイドグライドは当時のハーレーダビッドソンの良さというものをすべて詰め込んだ今では懐かしく、そして今でも魅力的な車種となっている。これこそハーレーと思えるようなチョッパーなスタイル。前輪21インチのホイールでハーレーらしさというものを際立たせた。
今のフレイムスタイルとは少し違った当時のフレイムスタイル。これらを手に入れるためには、FXWGワイドグライドを手に入れるしかない。当時の車のため、お金も時間もメンテナンスもかかるが、ハーレーファンからしてみてこの車種に今乗ってる人を見たら、羨望の眼差しを受けることはまず間違いないだろう。