生きている間に一度は行きたい海外の峠

 2024-11-14 / 616 view

「俺を満足させる峠がない……」。そう思っているベテランライダーも少なくないのではないでしょうか。

どれも似たりよったりの峠。たまには刺激的な峠も行ってみたい!というあなたの声にお答えして紹介しましょう。

すべてが規格外。これが海外の峠です。

【イタリア】天国へのワインディングロード。欧州最高峰"ステルヴィオ峠"
イタリア北部のスイスとの国境近くに標高2757mの"ステルヴィオ峠"があります。こちらの峠はヨーロッパのなかでも1位、2位を争う標高の高さであり、イギリスのテレビ番組で「世界最高のドライビングロード」として評価されています。
画像をパッと見て気が付きましたか?そう、ガードレールやミラーがほとんどないんです。それだけ見晴らしがいいということですね。
ですが……まるで天国を彷彿とさせる絶景とは裏腹に60を超えるヘアピンカーブがライダーを襲います。
景色を堪能している余裕はなさそうですね。自分のライディングテクニックに自信がある方はぜひ挑戦してみましょう。


【インド】 標高5602m?世界一高い峠?"カルドゥン・ラ峠"
インド北部に位置する秘境感の漂う場所"カルドゥン・ラ峠"。
この峠の頂上には5602m(18380フィート)と書かれた看板があり、"世界でもっとも高い峠道"ととしてその名を世界にとどろかせていました。
ところが、技術の進歩が進み、GPSで改めて調べたところ実際の標高なんと5359m。
そう、標高をサバ読んでいたんです。本当に世界一高い峠はインドの「マーシミク峠」というところで、標高は5582mと言われています。
ただ、この「マーシミク峠」は悪路が多いため、ツーリングにはおすすめできません。"カルドゥン・ラ峠"のほうが道路が整備されているため、世界中から猛者が集まってきます。
ちなみにこの峠もガードレールはありません。落ちたら即アウトです。日本では考えられないですね。
富士山より1800m以上高いインドの峠道。高山病のリスクもあるので、もしツーリングするなら十分体調には気をつけましょう。


【スイス】大自然を体感したいのであればココ!"オーバーアルプ峠"
連続ヘアピンカーブも悪路もコリゴリ……もっと緩やかで落ち着いたツーリングコースはないの?
そう思った方に向けたコース。用意しています。
大自然スイスの峠"オーバーアルプ峠"(標高2,046メートル)。
アルプス山脈に囲まれたスイスは、連なる山の数だけ人々を魅了する峠があります。
見ての通り清々しい大自然であり、交通量も少なく、かつ峠道も緩やか。アメリカンで走るのに適した最高のコースが用意されています。
オーバーアルプ峠を超えるとライン河の源流と呼ばれているオーバーアルプ湖が眼前に広がっており、旅で疲れたライダーを癒してくれます。


まとめ
いかがでしたでしょうか。日本で決して体感することはできない海外の峠に一度は行ってみたいものです。
そういえば、日本に「峠」と呼ばれる道がいくつあるかご存じですか?実は約5000もの峠道があるのです。すべての峠を制覇するのは至難の業ですね。
自分の愛車を海外に持っていくのは大変なことですが、現地でレンタルもできるので試してみては!?

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