ポスターとともに振り返るハーレーの歴史

 2024-04-18 / 407 view

いまやアメリカンバイクの王道ともいえるHarley Davidson。その人気はまだまだ留まることを知らず、世界各国で幅広い層に支持されています。

「ハーレーに憧れてバイクを買った!!」というライダーも少なくありません。もはやバイク界の重鎮ですね。

ですが、そもそも「ハーレー」はいつからあるかご存じですか?

バイク業界をけん引してきた「ハーレー」だからこそ、普段「アメリカン」に乗らないライダーも知識として抑えておきたいところです。

ハーレーのポスターとともにその歴史を振り返りましょう。

伝説は4人の若者から始まった
ハーレーが誕生したのは今から一世紀以上も前の1903年。アメリカ中西部のウィスコンシン州で4人の若者から始まりました。そして、のちにハーレーの代名詞と言われる「Vツインエンジン」を開発。2気筒の配置がV字型に配置してあるため、このような名称になったのです。


(1912年発売のハーレー 自転車にエンジンが付いたようなフォルムをしていますね)

1929年 フラットヘッドエンジン登場
フラットヘッドエンジンとは、サイドバルブを搭載しているエンジンであり、バルブとピストンが並んでいることからこのように呼ばれました。サイドバルブエンジンはパワーこそないものの、コストが安く耐久性に優れており、簡単な構造であったため、用意にメンテナンスが可能。ハーレーエンジンの中で一番制作期間が長いのがフラットヘッドエンジンと言われています。


1936年 ナックルヘッド
ハーレーはこれまで「フラットヘッド・エンジン」を搭載していましたが、ライバルメーカーである「インディアン」などが最新技術を用いてOHV(オーバー・ヘッド・バルブ)方式のエンジン搭載したため、ハーレーの存続が危うくなっていました。
ライバルメーカーに対抗し、ハーレーもOHV方式を採用し作られたのが「ナックルヘッド」です。
今でこそハーレーおなじみのOHVエンジンですが、ナックルヘッドから始まったんですね。ヘッドの形状が握り拳のようなことから、「ナックルヘッド」と呼ばれています。



1948年 新型エンジン「パンヘッド」が登場!
機能的に素晴らしいナックルヘッドでしたが、オイル漏れやオーバーヒートなどライダーにとって致命的な故障が多々見られました。
故障しやすいエンジンはお客様の信頼を損なってしまいますね。そこでハーレーは、機能面よりもお客様の信頼を得るためにトラブルしにくいエンジンを開発しました。
それが「パンヘッド」エンジン。スペックはナックルヘッドとほぼ同様ですが、メンテナンスのしやすさに成功した新型のVツインエンジン。 これによりハーレーの評判は格段に上がりました。


(鍋のフタのようなシリンダーヘッドから「パンヘッド」と呼ばれてます)

ハーレーOHVの第3世代に相当するショベルヘッド
エンジンがショベル(スコップ)のような形をしていることからこの名前が付きました。1966年から採用されていましたが、今なおハーレーファンから支持されているエンジンです。
エンジンのフォルムや独特の鼓動など、いまだに根強い人気がありツウ好みのエンジンといえるでしょう。ちなみにこの時代のライバルメーカーはなんと日本企業。ホンダやカワサキが安価で高性能のバイクを開発したため、海外メーカーは苦戦していたのです。


現代エンジンの先駆け『エボリューションエンジン』
エボリューション(1984年~)
ハーレーはライバルの日本車に負けないように高性能のエンジンを開発しました。それが「エボリューションエンジン」。「evolution=進化」というだけあって、高機能の日本製品にも匹敵するエンジンです。
性能面が上がったのはもちろん、加えて品質も大幅に向上しました。エンジンの質が向上したため、不必要なトラブル激減。お客様の信頼をガッチリと掴むことに成功しました。


1999年『TwinCam88』

1995年 アメリカの速度規制が緩和されたことにより、ハーレーはよりパワーのあるエンジンを開発しました。それが『TwinCam88』エンジンです。排気量の増加や空冷フィンの大型化、シリンダーヘッドカバーも燃焼室形状の変更に伴って厚みが増しました。

Harley Davidsonの新たな挑戦
創設100周年を迎えたハーレーダビッドソンは、新たなチャレンジを行います。ハーレー初の水冷DOHC4バルブエンジン「レボリューションエンジン」を開発したのです。
これまでハーレーダビッドソンのエンジンは空冷がメインでしたが、スポーツカーで定評のあるドイツのポルシェ社に エンジン試験の分析などの協力を得て開発に成功。
馬力、ショートストロークの軽やかな吹け上がりなど、かつてのハーレーからは想像できないほどの乗り心地となりました。



まとめ
ハーレーを初期と現代で比べるとだいぶ姿が変わりましたね。伝統的なブランドを守りつつもチャレンジ精神を忘れていません。セカイモンにハーレーのポスターが売っているのでマニアの方は覗いてみると面白いですよ。
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