FLST ヘリテイジ ソフテイル
2024-10-31 / 467 view
出典:http://moto.zombdrive.com/image-model/2600-harleydavidson-flst-heritage-softail-11.jpg.html
FLST、待望のクラシックリバイバル
ハーレーダビッドソンが誇るラインナップの中には往年の名車というものを現代の技術で蘇らしたらどうなるのかというシリーズが存在する。今回ご紹介するFLST HERITAGE SOFTAIL[ヘリテイジ ソフテイル]もそのようにリバイバルされたバイクの一種だ。一体、FLST ヘリテイジ ソフテイルとはどのようなバイクなのか?
今回ご紹介するハーレーダビッドソンのFLST ヘリテイジ ソフテイルは2005年9月13日発売された2006年モデルだ。全長は2.4m 、全幅は0.96m、全高は約1.2m 。エンジンの総排気量は1449cc で当時のメーカー小売販売価格は195万円である。この2006年モデルのヘリテイジソフテイルは1987年に大人気となったモデルのリバイバルバージョンとして復刻されたのだ。つまり、昔の名車を今の技術で復活して見たら、どうなるのかというハーレーダビッドソンのファンの夢を実現させたような車が、このFLST ヘリテイジ ソフテイル。フロントフォークは太いフォークカバーを持っており、クロームヘッドライトケースは超大型。前後のベンダーと16インチあるスポークホイール。これらが当時のクラシックな雰囲気というものを醸し出している。
収納以外は高評価
ハーレーダビッドソンの車種は200万円を超すものが非常に多かったなか、このスペックで200万円を切るというバイクはあまり少なかったため、ハーレーダビッドソンの中ではロープライスなモデルとして受け入れられた。エンジンは1449cc のツインカム88B エンジンを搭載。バランサーを搭載しているため、振動を必要以上に感じない走りというものが実現されており、ロングドライブにも適しているバイクとして仕上がっている。
そんなハーレーダビッドソンのFLST ヘリテイジ ソフテイルを実際に買ったユーザーはどのような印象を持っているのか? 悪い印象としては、もともとのバイクのスペックがロングドライブに向いているということから、もっと収納を標準装備してほしかったと評する人は多いようだ。実際にロングドライブ、つまり長いツーリングに向いているハーレーダビッドソンのバイクの中では収納を標準装備したものも存在する。そのようなバイクと比較してしまうと、少し物足りないと思っている人多いようだ。ですが、当時の名車を今の技術で直したらというコンセプトで生み出された、このFLST ヘリテイジソフテイルは収納以外では非常に良い評価を受けている。
カスタム次第で最高のロングドライブ車へ
今回ご紹介しているハーレーダビッドソンのFLST ヘリテイジ ソフテイルは2006年モデルだが、それ以前の年式というものも実際に存在する。中古市場を見てみると、2005年式も中古として販売されているが、2005年式の場合だと100万円から120万円ほどの価格で取引されており、今回ご紹介している2006年式はものすごく安くて90万円、高くて160万円ほどと非常に価格の幅が大きくなっている。これはなぜこのような価格幅になっているのかというと、どれくらいカスタムを施したのかという点で変わってくるのだ。FLST ヘリテイジ ソフテイルの収納の悪さというところを改善し、他のハーレーダビッドソンのパーツを流用し、収納を設置していたりすると、金額が高くなる。また、走行距離も金額が大きく変わる要因となる。ヘリテイジソフテイルはロングドライブに向いているバイクのため、物によってはものすごく走行距離を稼いでいるだろう。
ハーレーダビッドソンのFLST ヘリテイジソフテイルは、当時の技術を今の技術で再現したらというリバイバルバイクだ。デザイン性、走行性能など全てにおいて評価されたこのバイク。ハーレーダビッドソンのファンの中でもクオリティの高いバイクだと評価されている。