FLHTCU4 CVO [ファクトリーカスタム ウルトラクラシック エレクトラグライド]
2024-09-21 / 526 view
出典:www.webike.net
FLHTCU4、カスタム・ビークル・オペレーション1965年のデビューより、長く愛され続けてきたエレクトラグライド。パンヘッド時代からあるハーレーの王道とも言えるモデルだ。近年、エレクトラグライドシリーズはなくなり、ハーレー最高の装備とスペックと排気量はリミテッドに引き継がれた感はあるが、今でも根強い人気を誇っている。
そんなエレクトラグライドのCVO FLHTCU4(FLHTCUSE4)は2009年モデルとして発売された。その前の年に国内CVOデビューラインナップとして並んでいたCVO FLHTCU3(FLHTCUSE3)と同じ系列のモデルである。まだ、CVOがファミリーとしてカテゴライズされる前に発売された「ミッドイヤーモデル」である。
CVOは「カスタム・ビークル・オペレーション」の頭文字をとったもの。オリジナルのカスタムペイントが施され、純正専用パーツでハーレー社独自に考えられたファクトリーカスタム。1台1台スペシャリストの手作業で作られていることからも、ハーレー社の気合がうかがえる。
静かに加速を楽しむ
本国アメリカでは、FLHTCUSEは「Ultra Classic Electra Glide」として2006年モデルから2013モデルまで8年間、毎年発売されていた。名前の後ろにつく数字も、記載がないFLHTCUSEからFLHTCUSE8まで毎年変わっていく。日本では、CVOの国内デビュー2008年モデルに合わせて、その年に発売された3(FLHTCUSE3)からFLHTCU8(FLHTCUSE8)まで。
ただし、仕様はアメリカと異なる部分が多い。1番大きく違うのは排気量だろう。アメリカのCVOのFLHTCUSEシリーズは全てスクリーミンイーグルエンジン搭載の1800ccなのに対して、日本ではFLHTCU3(FLHTCUSE3)とFLHTCU4(FLHTCUSE4)に関してはツインカム96エンジン搭載の1584ccである。
しかし、日本で2007年モデルより登場したツインカム96は、当時では新しいエンジンと言える。以前のツインカム88エンジンよりも排気量が大きくなるにも関わらず、静かで加速に優れている。ツインカム96はより安定性のあるエンジンへと成長しており、当時ではハイスペックであった。
装備は万全、カスタムはあなた次第
カラーは「オレンジ系」「ブルー系」「レッド系」の三色。エレクトラグライドよりも存在感を増している「エレクトラグライド ウルトラ クラシック」のCVOは、大きさも伴ってフォルムがとても派手である。そして贅沢に使われているクロムパーツがまた素晴らしく美しさを引き立たせてくる。
機能性重視のエレクトラグライドでありながら、ファクトリーカスタムの最高峰であるCVO FLHTCU4(FLHTCUSE4)は通常のツーリングファミリーのモデルよりもワクワクさせてくれるデザインだ。見ていただければわかるが、これほどまでに綺麗に純正カスタムされている車両なので、価格帯もそれなりにである。しかしながら、それでも夢を見たくなる。そして手に入れたくなる。ハーレー社のブランド力と、CVOの力には、得体の知れない大きな魅力として惹きつけられる。
装備も完璧だ。オーディオサウンドシステムが搭載され、自分の好きな音楽とともに景色を眺めることができる贅沢なツーリングを味わう事ができる。ABS(アンチロックブレーキシステム)、油圧計や電圧計などの計測器はもちろんのこと、快適な走りをさらにサポートしてくれる装備が搭載されている。
CVO FLHTCU4(FLHTCUSE4)はそのまま乗るのも良いが、さらに手を加える強者もいるのも事実だ。自分らしくハーレーを楽しむ方法を探してほしい。